楽屋マナーの話の続きです。これまでの3作は最後の方にリンクしておきますので、よかったら併せてお読みください。「私が思う舞台マナー」としてカテゴリも作ってしまいました笑
楽屋が個室なら安心よね!って思うととんだ罠があります、というのが今日の話。トラップは二つ。
個室は本当にリラックス出来て嬉しいもの。先に話したストレスは一切ないし、自分の好きなように出来る。好みの天然アロマスプレーやディフューザーを持参することも出来ます♡
そこでトラップ1。
ある時、数人のソリストで全員が個室、主催者やスタッフさんが部屋を割り振り、一人ずつ名前が書いてある。会場入りしたら迷わずその楽屋に入るわけです。荷解きをし、ドレスや衣裳を広げ、時にはアイロンの用意をし、鏡前をメイクしやすいように整え、リハーサルの準備をして、リハーサルに行くのですが。
すっかりマイルームのように私物が配置された後に「コンコンコンっ」とノック。「ちょっと見せて」と楽屋にグイグイ入って間取りを確認する先輩。そう、個室も構造上少しずつ違うことも多いんです。一通り確認すると「替わってほしい」と。
個室にそれぞれお手洗いがなくて共同のお手洗いに近い方だったからか、登場する側に近い(下手・しもて)からか、ちょっと理由は忘れましたが。
みなさんならどうします?相手は先輩だから即答で「はい」というべきか。
その時、完全に荷解きを済ませているので、移動するならまた荷造りをして、新しい部屋で荷解きをすることになるわけです。スーツケース一つ分の荷造り荷解きってまあまあな労力ですよね。リハーサル前にどれだけ忙しくさせるのかと普通に思ってしまったわけです。その方はリハーサル少し前に来たばかりで、楽屋を見に来たわけですよね。
ここで変なのは
・いちいち人の楽屋の仕様を確認にくること
・荷解きしてあるのに替わってということ
心の中でぐるぐるぐるぐるこの二つに不満を覚えながら、「荷解きが全て終わってしまってるから、今すぐ替われと言われましても、、、少し負担です、申し訳ありません」と答えました。私も出演者ですから。でも、、、
どうなんですかね?この答え。「よく頑張って言った!」派と「なんて失礼な奴だ!」派に分かれる事でしょう。でも、もう言っちゃった(汗
「リハーサルまでにとは言わないから少しずつでも移動して。とりあえず真っ先に鏡前をあけて」ですと。まじっすか。そこまで仰るならもう仕方がない、「はーーいーーーー」とイヤイヤ感あふれる返事をして(返事は短くっ!)替わりました。
以後、この先輩と共演する時があったら(あんまり無いけど)リハーサル前に荷解きしないで到着を待つことにしています(実際、替わって事件は再発しました)。
ピアノ、シャワー、トイレ、実際に必要な設備がある場合もあるので、それは仕方ないと思いますが。単に私を困らせてた?嫌われてるだけ?え?
トラップ2。
ダブルキャストで個室を何日間か日毎交互に使う場合。個室に鏡前が二つあった時、鏡前は片付けて帰りますか?ひろげたまま帰りますか?
片付けられるなら片付けて私の私物はスーツケースで端っこに、がいいんだろうと思うようになりました。その部屋にある鏡前を全部好きに使いたい方もいるのだと知ったからです。
その時、初日だった私は、個室に鏡前は数があるので、次のために自分仕様は片付けないで帰りました。二人部屋って感覚でした。で翌々日に来たら、鏡前にダブルキャストさんの私物はなく、その方の荷物は部屋の隅のスーツケースと、ハンガーにかかった楽屋着だけでした。おおおお。まぁ、ヘアメイクさんがいらしたのでそんなに私物はないのですが。
なるほど、二人部屋でなくあくまでも個室、一人部屋なのね!と学ぶ。広げていった自分に反省し、その日は同じようにして帰り、以後このケースではなるべくそうしています。あとは相手との話次第、関係性次第ですかね。
と、わたしも迷い迷い生きてる実例のご紹介でした。考えるきっかけに使ってくださったら嬉しいです。
次回は「超ベテランが10小節だけの出番」です(^.^)
↓はこれまでの楽屋マナー話
▶︎そこのあなたっ
https://tsugumina.jp/blog-entry-110.html
▶︎地べたでメイク
https://tsugumina.jp/blog-entry-111.html
▶︎怖がられちゃった
https://tsugumina.jp/blog-entry-112.html
こちらも美味しいコーヒーでした。クレモナ珈琲。

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楽屋が個室なら安心よね!って思うととんだ罠があります、というのが今日の話。トラップは二つ。
個室は本当にリラックス出来て嬉しいもの。先に話したストレスは一切ないし、自分の好きなように出来る。好みの天然アロマスプレーやディフューザーを持参することも出来ます♡
そこでトラップ1。
ある時、数人のソリストで全員が個室、主催者やスタッフさんが部屋を割り振り、一人ずつ名前が書いてある。会場入りしたら迷わずその楽屋に入るわけです。荷解きをし、ドレスや衣裳を広げ、時にはアイロンの用意をし、鏡前をメイクしやすいように整え、リハーサルの準備をして、リハーサルに行くのですが。
すっかりマイルームのように私物が配置された後に「コンコンコンっ」とノック。「ちょっと見せて」と楽屋にグイグイ入って間取りを確認する先輩。そう、個室も構造上少しずつ違うことも多いんです。一通り確認すると「替わってほしい」と。
個室にそれぞれお手洗いがなくて共同のお手洗いに近い方だったからか、登場する側に近い(下手・しもて)からか、ちょっと理由は忘れましたが。
みなさんならどうします?相手は先輩だから即答で「はい」というべきか。
その時、完全に荷解きを済ませているので、移動するならまた荷造りをして、新しい部屋で荷解きをすることになるわけです。スーツケース一つ分の荷造り荷解きってまあまあな労力ですよね。リハーサル前にどれだけ忙しくさせるのかと普通に思ってしまったわけです。その方はリハーサル少し前に来たばかりで、楽屋を見に来たわけですよね。
ここで変なのは
・いちいち人の楽屋の仕様を確認にくること
・荷解きしてあるのに替わってということ
心の中でぐるぐるぐるぐるこの二つに不満を覚えながら、「荷解きが全て終わってしまってるから、今すぐ替われと言われましても、、、少し負担です、申し訳ありません」と答えました。私も出演者ですから。でも、、、
どうなんですかね?この答え。「よく頑張って言った!」派と「なんて失礼な奴だ!」派に分かれる事でしょう。でも、もう言っちゃった(汗
「リハーサルまでにとは言わないから少しずつでも移動して。とりあえず真っ先に鏡前をあけて」ですと。まじっすか。そこまで仰るならもう仕方がない、「はーーいーーーー」とイヤイヤ感あふれる返事をして(返事は短くっ!)替わりました。
以後、この先輩と共演する時があったら(あんまり無いけど)リハーサル前に荷解きしないで到着を待つことにしています(実際、替わって事件は再発しました)。
ピアノ、シャワー、トイレ、実際に必要な設備がある場合もあるので、それは仕方ないと思いますが。単に私を困らせてた?嫌われてるだけ?え?
トラップ2。
ダブルキャストで個室を何日間か日毎交互に使う場合。個室に鏡前が二つあった時、鏡前は片付けて帰りますか?ひろげたまま帰りますか?
片付けられるなら片付けて私の私物はスーツケースで端っこに、がいいんだろうと思うようになりました。その部屋にある鏡前を全部好きに使いたい方もいるのだと知ったからです。
その時、初日だった私は、個室に鏡前は数があるので、次のために自分仕様は片付けないで帰りました。二人部屋って感覚でした。で翌々日に来たら、鏡前にダブルキャストさんの私物はなく、その方の荷物は部屋の隅のスーツケースと、ハンガーにかかった楽屋着だけでした。おおおお。まぁ、ヘアメイクさんがいらしたのでそんなに私物はないのですが。
なるほど、二人部屋でなくあくまでも個室、一人部屋なのね!と学ぶ。広げていった自分に反省し、その日は同じようにして帰り、以後このケースではなるべくそうしています。あとは相手との話次第、関係性次第ですかね。
と、わたしも迷い迷い生きてる実例のご紹介でした。考えるきっかけに使ってくださったら嬉しいです。
次回は「超ベテランが10小節だけの出番」です(^.^)
↓はこれまでの楽屋マナー話
▶︎そこのあなたっ
https://tsugumina.jp/blog-entry-110.html
▶︎地べたでメイク
https://tsugumina.jp/blog-entry-111.html
▶︎怖がられちゃった
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こちらも美味しいコーヒーでした。クレモナ珈琲。

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