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オペラ歌手江口二美(えぐちつぐみ)の日々のいろいろ

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tsuguminae

Author:tsuguminae
ご訪問ありがとうございます。東京在住のオペラ歌手・声楽家の江口二美(えぐちつぐみ)です。
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本家小嶋か小島屋か

大好きな堺の「ケシモチ」について。昔からコレをお土産でいただくと嬉しかった。


今回、堺に5泊も滞在することになって、千利休がいたから堺には和菓子文化が発展したと知り、堺和菓子マップなんてものを眺めていました。「ケシモチ!!」そうだ、堺名産だった!と思い出しお店に赴くことにしました。

で、アクセスをネットで調べると、ん???二店舗出てくるんです。そこで初めて、これまで食べていた「ケシモチ」がどこのものなのか気になったのです。



「本家小嶋」と「小島屋」。







左が本家小嶋さん、右が小島屋さん。



この二店は、なんと、交差点を挟んで遠くない位置にあり、片方の店からほんの少し歩くだけでもう片方に到着する近さ。



新大阪駅やデパートで買えるけし餅は「小島屋」だとすぐに分かっていたので、それならばそこでしか買えないけし餅を食べてみようと「本家小嶋」に。









老舗感あふれています。天文元年創業とか。



職人さんらしきお兄さんが出てきました。購入しながら「新幹線の駅で買えるケシモチとこちらは関係があるのですか?」と名前が基本的に同じなので気になって聞いてみましたら、「一切関係ありません」とのこと。



ますます二店舗のことが気になる。一切関係ないなら暖簾分けではなさそうだ。もめたか?みたいな笑 下世話な好奇心がわく。






これはもう一店舗にも行ってみよう。

そんなわけで小島屋さんへ。路面電車が走る向かいから撮るとこんな感じ。







2階はカフェになっている。

こちらはデパ地下の高級和菓子売り場のような雰囲気。





ホテルに戻って食べ比べたわけです。その写真がこの記事の冒頭のものです。





コジマという同じ名前のワケを知りたくネットをあさっていたら、すばらしいまとめを見つけまして、引用させていたたきます。



引用元はこちら




【一部引用】



さかのぼること500年近く、時代は室町。天文元年(1532年)に南蛮貿易でインドからもたらされたけしの実から、銘菓けし餅は誕生しました…天文元年はあの千利休がまだ10歳の時というから驚きです。「菓子屋吉右衛門」として創業されたこの菓子屋こそ、現在の<本家小嶋>です。


少しややこしいのですが、この現在の<本家小嶋>がもともとは「小島家」という屋号で営業されていたようです。その後、詳細は不明ですが、お店が続けられなくなり現在の<小島家>に屋号を売り、延宝年間に現在の<小島家>が誕生しました。
戦後、現在の<本家小嶋>が、再びお店を復活させる折にもともとの「小島家」という店名を使用したため、裁判沙汰になり現在のように落ち着いたという経緯があるようです。
【引用おわり】




ほほぉ…歴史あり、ですな。


結局どちらがどうだったかというと、どちらも美味しくて、プチプチした食感がわたしは好き。
本家小嶋のほうが芥子が香ばしい気がする(写真も少し色が濃いのが分かると思います)、お餅は小島屋がより柔らかい、餡子の違いはわたしには不明、賞味期限が本家小嶋月1日短い、包装が簡易な感じが本家小嶋…


見えた違いはそんな感じかな。どちらも美味しいので比べなければこんな感想もない。
どっちが好みだったかだと敢えて言えば…本家小嶋ですが。


与謝野晶子の生家も和菓子屋で駿河屋と言う名前(だったと思う)で、ケシモチも売っていたようです。





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