FC2ブログ

オペラ歌手江口二美(えぐちつぐみ)の日々のいろいろ

プロフィール

tsuguminae

Author:tsuguminae
ご訪問ありがとうございます。東京在住のオペラ歌手・声楽家の江口二美(えぐちつぐみ)です。
15年分のブログを引き連れてお引越しすることが出来
ず、2021年4月からこちらで新しくスタートしています。2021年3月までのブログは「旧」に残しています。
http://tsugumi-e.jugem.jp/

人気ブログランキング

クラシック部門のランキングです
0 コメント

AFF2について思う 3/5現在

3月末から第二弾AFF2の申請が始まる。


応募要項が出ているが、前回からの変更点があり、条件が増えている。「こうこうだと認めません」的な文言も多い。つまり、前回、今回認めないとしている申請が多かったという事だとざっと読んだだけで分かった。実際、10000件のうち1000件は不正らしき申請だったらしい。
そのせいだと思うが、全体的に、予算は増えていて採択されやすそうなのに、申請をしづらい内容に見え、そうそう簡単に応募出来ないものに、今のところ、なっていると思う。



改良点は、前回に大問題となった(なっている)「審査スピード」を上げるための申請期限の廃止。
あとは門を狭くするものばかりに思えた(自分が音楽なので他ジャンルのことは分からないけれど)。


たとえば、任意団体は収益事業開始届けを出す事が必須条件となった。前回、申請するためにだけ立ち上げた団体だと二の足を踏むと思う。継続していく団体等のみ補助するということなのか。


申請額の1/2の収入が条件となった。つまり2/3の補助金ということになり、大体が1/2補助の中(わたしの知る範囲)大きな補助だとは思う。がしかし、コロナ禍で昨年からの発展がない今年の方がよほど打撃を受けている側面もあるわけで、なぜ100%補助から減らしたのだろうか。
1/2収入条件があると、トリクルダウン方式は十分に行き渡らないし、継続させるのに精一杯で求められているような、または未来へ向かって挑戦するような新しい取り組みには手が出せない。そもそも十分に興行が成り立っている団体等のみ助けていくということなのか。
集客1人で上限めいっぱい額の申請など極端な申請があったのだろうか。


新しい取り組みとして「配信」は定着し、コロナ禍で発展したスタイルだが、その配信スタッフを「文化芸術の専門技術者ではない」と明言するのはなぜだろう。私のような素人がホームビデオで撮影して配信をして高額ギャラを申請した人がいたのだろうか。


制作スタッフについても同じ。自分や家族がどうにかこなして法外なギャラを申請したのだろうか。プロの制作がいないと公演は成り立たない。同じ文化芸術の担い手なのに。


営利法人には減少率が条件についた。当たり前かもしれないが、でも、コロナ禍に踏ん張って利益を上げた法人が申請出来ないケースもありそう。納得がいかない。


とにかく、不正がおこなわれないよう厳しくなったと感じる。無駄にお金を配るわけにはいかないのだから仕方ないが、一部の不正のために申請すらこんなに狭き門となるのは、どうも納得がいかない。確信犯で不正した人たちは反省してほしい。同時に文化庁には出来れば昔の部活の連帯責任みたいなやり方もやめてほしい。お願いします。。。


と、ここで言っているだけではダメなので、率先して声を集めている方のアンケートに答えた。議員に届けてくれるという。何人か行動力のある方が世の中にはいるのだが、文句を感情的に言い放つのではなく、要望として声をあげていく方に気持ちを託した。


私なんて私のことしか基本見えないけれど、この方の文章やとりまとめた書類では全体のことがよく見えてくるので、ぜひ文化芸術の現状に興味を持って読んでほしい。
https://comemo.nikkei.com/n/n5f24a410d3a1


この方の文章もとてもわかりやすく現状を書いてくれている。
https://jazztokyo.org/monthly-editorial/post-74207/
この後手引きが出るのを皆待っている。いろんな質問や問い合わせ、声があがっていて、分かりやすい応募要項(バージョンアップ)となるのも待っている。


昨日に引き続き真面目な話にお付き合いありがとうございました。
昨日の記事「AFF完結」
https://tsugumina.jp/blog-entry-250.html?sp






↓人気ブログランキング参加中です↓


クラシックランキング





コメント

非公開コメント