
はじめて「ME音」の確定申告をする。税理士は介さず自分でやる。昨年、国税庁の方が「あなたにも出来ます」と励ましてくださった事もあるし、そこに支払う経費を節約できれば、というのが大きい。「決算報告書さえあれば税務署でお教えします」との事だったので、とにかく「決算報告書」だ。
が、いざ取り掛かると、分からない専門用語が並び、発音したこともない漢字だらけ、日本語なのか?と思うほど理解が難しい。個人事業主としての申告は自分でやっているからといって出来るような容易さはなく、なるほど、専門家が活躍するはずだと納得の困難にぶち当たった。そもそも決算報告書がなんたるかも分かっていないんだから、無謀なチャレンジ。
わりと早めに、まずは会計ソフトがないと絶対に私には無理と判断し、元々使っていた「弥生会計」ソフトを起業家応援キャンペーンでバージョンアップし、本格的に利用することにした。初年度(確か2年目も)は無料ということで、一度やってみて仕組みを理解してソフトなしで出来そうなら解約すればいいという気持ちでスタート。
結局、決算報告書が出来てみて、素人に簡単には経理の仕組みは分からないし、会計ソフトの有難さを痛感、無料期間が終わっても利用しようと思うこととなった。
支出経費、収入、借入などひたすら入力していくだけで済む素晴らしいソフトなのだが、とりあえず入力するにも「勘定科目」が分からない。初歩の初歩でつまずく。会計ソフトの検索機能をいちいち調べながらの作業となった。やはり無知識では出来ないんだ…と青ざめる。
年度内の仕事でその報酬がまだの件(支払う側、支払われる側どちらも)、源泉徴収税等を差し引いて報酬をお支払しそれを納税した件、私個人から取り急ぎ融通した件、払う予定で額が未定(多分法人住民税だけだけど)年度分法人税が難しかった。最終的な数字をみて「おかしい!」と何度もやり直した。おかげで、仕訳、借方、貸方、売掛、短期借入、預かり金、などの意味をほんの少し理解した。
とはいえ科目が合ってるかは不明なまま。ひたすら入力が済んだら「決算報告書作成」というボタンを押す。すると企業っぽい書類が出来上がる!決算報告書は「貸借対照表」「損益計算表」「資本等変動計算書」で出来ていた。ほぉ…
ほかに、もっと詳細な「貸借対照表」「損益計算表」や、「取引帳」「仕訳帳」なるものを出力出来たので、とりあえずダウンロード。1年間どことどんな取引をしたかが細かく書かれたのが仕訳帳だったのだが、それを眺めながら「一年よく頑張ったなぁ」と胸が熱くなった。
いやいや、悠長な場合ではない。
次は申告だ。ここまで出来たから自分で確定申告書類も書けるかも?と思い、先に届いていた確定申告用書類を「本気」で眺めてみる。
はい。10秒で断念。
翌朝税務署に電話し相談窓口の予約をした。要領を得ない電話に、幼稚園児を扱うかのように丁寧で優しい税務署。とりあえずだいぶ先の予約がとれた。先に届いていた確定申告用書類と、決算書2部を持参して出向く。(念のため色々持参する予定)
この一回で済むのだろうか。
つづく。
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