CDは現在エンジニアさんの「ミックス」という作業が進む毎に録音が送られてきて、それを聴いて確認する作業をしています。スマホ、PC、スピーカー、イヤフォンの種類など色々とで。これだけでもかなりの時間を要しますが、その間、ずいぶん自分の声に慣れてきました。
自分の歌声を聴くのは嫌なものですから(おそらく大半の歌手はそうかも)、「粗」しか聴こえてこないんですょぉ涙
特に「粗」「傷」が気になって発狂しそうだったのは初日の録音の確認作業時です。結局ほとんどを翌日に録り直し、初日録音分が採用した曲は少なかったです。
しかし、粗や傷というより、そもそも極小にまとまった自分の歌に衝撃すら受けました。こじんまり整えようとして整っておらず、結局、傷も増えている、みたいな。丁寧に歌うことはいつも心がけているけれどそういうレベルじゃなくて消極的な歌というのか。情熱のないつまらない演奏になってしまっていました。
コンサート録音ではなく「録音のための演奏」に無意識に縛られ捉え違えてしまったのが初日なのだと思います。なにせ初めてですからね…汗 翌朝、普段痛くならない箇所ばかり筋肉痛になっていたので楽器(身体)の使い方も大きく間違えていたと知りました。
普段マイクに向かって歌う仕事ではないので、マイクが目の前に立っているだけで感覚が狂うのですね、きっと。なるべくマイクに対して同じ距離で歌おうとするし、方向性はマイクだし、余計な音をたててはならないと、大袈裟でなく直立不動だった気がします。客席の一番後ろに向かって、空間全体に対して歌う普段と全く感覚が違ったのです。2日目は遠くを意識でき身体も明らかに自由になりました。

また、コンサートだと会場の空気感やドレス、表情など雰囲気も加味して聴いていただけてると思うのですが、「耳」に集中するものという恐怖もありました。そこも捉え違えていて、いつも通りに歌えばいいのかと切り替わるまではキツかったです。
とにかく録音は苦行だとは思ったけれど、いい経験でした。出来上がりが楽しみです。
次回があれば最初からのびのび歌えると思います。また今回は初めてなのでなるべくシンプルな製作方法をとってスタジオ録音ですが、ライブ録音も選択肢としてありかな、と思ったりも。
あと、この経験が生のコンサートにも活きる発見にもなりました。


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自分の歌声を聴くのは嫌なものですから(おそらく大半の歌手はそうかも)、「粗」しか聴こえてこないんですょぉ涙
特に「粗」「傷」が気になって発狂しそうだったのは初日の録音の確認作業時です。結局ほとんどを翌日に録り直し、初日録音分が採用した曲は少なかったです。
しかし、粗や傷というより、そもそも極小にまとまった自分の歌に衝撃すら受けました。こじんまり整えようとして整っておらず、結局、傷も増えている、みたいな。丁寧に歌うことはいつも心がけているけれどそういうレベルじゃなくて消極的な歌というのか。情熱のないつまらない演奏になってしまっていました。
コンサート録音ではなく「録音のための演奏」に無意識に縛られ捉え違えてしまったのが初日なのだと思います。なにせ初めてですからね…汗 翌朝、普段痛くならない箇所ばかり筋肉痛になっていたので楽器(身体)の使い方も大きく間違えていたと知りました。
普段マイクに向かって歌う仕事ではないので、マイクが目の前に立っているだけで感覚が狂うのですね、きっと。なるべくマイクに対して同じ距離で歌おうとするし、方向性はマイクだし、余計な音をたててはならないと、大袈裟でなく直立不動だった気がします。客席の一番後ろに向かって、空間全体に対して歌う普段と全く感覚が違ったのです。2日目は遠くを意識でき身体も明らかに自由になりました。

また、コンサートだと会場の空気感やドレス、表情など雰囲気も加味して聴いていただけてると思うのですが、「耳」に集中するものという恐怖もありました。そこも捉え違えていて、いつも通りに歌えばいいのかと切り替わるまではキツかったです。
とにかく録音は苦行だとは思ったけれど、いい経験でした。出来上がりが楽しみです。
次回があれば最初からのびのび歌えると思います。また今回は初めてなのでなるべくシンプルな製作方法をとってスタジオ録音ですが、ライブ録音も選択肢としてありかな、と思ったりも。
あと、この経験が生のコンサートにも活きる発見にもなりました。


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