ソプラノTSUGUMIのひとりごと（新）

昨日の投稿のとおり、主催業務を1人で担当してきたわけですが（夫はオペラの本番）、無事に終えることが出来、社会復帰第一弾は成功で、希望の光がはっきり見えました。それは全て出演者の神田さやかちゃんのおかげです。


彼女とはかれこれ長いお付き合いで、天使のような透き通った心の持ち主である彼女には歳をとればとるほど魅了されています。本当に心のキレイな人。いくつになっても素直で可愛らしい人っているんですね。親しいのをいいことに、この体調も知ってくれてるし、何かと甘えて準備してきました。


元々の予定でサプライズ？！でアンコールに登場してさやかちゃんリクエストの曲をデュエットする予定でした。でも「本番で歌うかどうか分からない、そのタイミングになって歌わないなら遠くから合図を出す！」と約束させてもらいました。なんて勝手なこと！

というのも、初めて1人で電車に乗って移動し、ぼけっと無防備でいい家の中ではない状態に長時間身を置いて、自分の頭や体調がどうなるのか不安だったんですよね。。。（だいたい2～3時間で横になる事が多いため）



さやかちゃんと雲野さんのリハーサルが始まって、伸びやかな声と演奏を聴いた瞬間、涙が溢れました。また、さやかちゃんならではの選曲を聴くうちに、歌への愛が溢れていてさらに泣きました。
当たり前に歌ってきたのに歌えないかもしれない自分なんかではなくて、私はあんな風にのびやかに歌を歌いたいんだと強く感じ、私がいる場所はここなのだと思うと、どうしようもなく涙が流れました。
極め付けはプログラム最後の曲「私に歌があればこそ」という日本歌曲。初めて知った曲でしたが…私に対して歌ってくれてるの？と思うほど今の私に力を与えてくれる歌で、ハンカチを出してきて泣いて聴きました。そしたらどんどん歌手モードになってきて、、、まさに【歌詞（うた）のちから】です。
アンコールのリハーサルもして…いざ本番。出番が来る前にはやる気がみなぎり（さやかちゃんは絶対に私が歌うと思っていたそうです笑）、お客様の前に紹介されて登場、一緒に歌って退場。この一曲の重み、さやかちゃんにアシストされた形で演奏した昨日、また顔見知りのお客様たちにもあたたかく受け入れていただき、優しさに包まれた一生忘れられない時間となりました。


ちなみに最後の曲ですが、詩をそのまま書けないので大雑把に内容を説明すると、人とのご縁は素晴らしいもの。いい時も悪い時も歌が寄り添ってくれて、歌は私のことを全て知っている。歌があるから人生は光輝いている。…そんな内容の詩に美しいメロディがついていました。早速楽譜を購入！





↓人気ブログランキング参加中です↓

クラシックランキング